脳科学者・茂木健一郎さん曰く、「脳は嬉しいこと、喜びを感じるとその時やっていることを”もっとやりたい”と感じるそうです。好きな音楽を聴くのも脳を喜ばせるのに有効」とのこと。だから、今日もまたこうして好きなもの聴いてます!
34歳という若さで早逝したヴィンチェンツォ・ベッリーニは、19世紀前半のイタリア・オペラを代表する作曲家の1人。その8作目の歌劇「夢遊病の女」の初演は、1831年3月6日にミラノのカルカーノ劇場で行われました。
昔、まだ学生だった頃、イタリア人の先生から最初に与えられた曲が、この作品に出てくるエルヴィーノのアリアでした。また、初演だった日が僕の誕生日と同じ所為もあってか、とても好きな作品の1つです。
エルヴィーノは僕のレパートリーの1つなので、これまでにも(良いのもそれ程でもないものも含めて)随分と色々な録音を聴きましたけど、今回聴いた、レナータ・スコット(アミーナ)、アルフレード・クラウス(エルヴィーノ)、イーヴォ・ヴィンコ(ロドルフォ)他、ネッロ・サンティ指揮のヴェネツィア・フェニーチェ劇場に於ける1961年5月のライヴ録音は、久し振りに良い演奏に出会えたと僕の脳も喜んでおります(笑)。
録音の状態はどちらかと言うと悪いんですけどね。音楽が生きているんですよ。やっぱり!
第1幕で歌われるアミーナとエルヴィーノの二重唱、ロドルフォのアリア、第2幕のエルヴィーノのアリア、そして、何と言ってもアミーナのアリア「ああ、信じられもしない…」に続くロンド・フィナーレ「今、私を満たしている喜びは」は圧巻ですね。鳥肌が立ちました(^^)
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