事件は診察室で起こった!?

事件は一昨日、妻が娘を主治医のところへ健康診断に連れて行った時に起こった。一通り診断が終わり、診断書作成の為に妻は保険証を財布から取り出した。
この時、娘はまだ半裸状態だったので、妻は娘の方に気を取られしまう。
診察料は小切手で支払い、保険証はドクターから返却されたが、「あとでしまえばいいや!」とハンドバッグに放り込み、診察室を後にした。
いつもこのドクターの所に行く時は、時間が押していて予想以上に時間が掛かる。このドクターは評判が良く、いつも待合室は患者でいっぱいだ。この日も前もって予約を入れていたにもかかわらず、もう30分以上も押していた。
妻達と入れ替わりに、また親子連れが診察室に入った。

これから夕方の買い物にスーパーへ行く為、現金を引き出そうと思ったが、まずその前にさっき放り込んだ保険証をちゃんとしまおうとハンドバックの中を探したけど、財布がどこにもない!
「あれ?財布どこだろう…あっ!」
ここで初めて、さっき財布をしまい忘れた事を思い出した。
慌てて診察室に引き返し、事情を話すと、ドクターも不機嫌な顔をしつつも一緒に探すのを手伝ってくれた。自分の後に入った親子連れにも訊いてみたが、「これは私のよ」と、母親の方は頼みもしないのに自分の財布を見せ、中学1年生位の子供は黙っていた。
まさか、持ち物検査をするわけにもいかない。万が一、何も出てこなかったら、人権問題に発展しかねない。釈然としないまま診察室を出た。

買い物も出来ないまま家に戻ると、ぼうっとばかりもしていられなかった。財布が失くなってしまったのだから、然るべき手続きをしなければならない。
銀行へ行く前だったから現金は殆ど入ってなかった。問題は2枚のクレジット・カードだ。それぞれの窓口に電話をして、全ての支払いを差し止める。
カードが無効になってしまえば、金銭的な問題は解決。ところが、妻がもっとショックだったのは、あちこちの店のメンバーズ・カード。
「折角貯めたポイントがぁ~(涙)」だそうだ。

昨日は娘を幼稚園に送ると、早速警察へ行った。ドクターへの配慮から紛失したことにしたが、「窃盗じゃないんだったらここでは受理出来ないから…」と追い返される。
そして、銀行に紛失届けとカードの再発行手続きをしに行ったが、窓口のねえちゃん、“客商売に向いてないんじゃないのぉ~!”って言うくらい無愛想だったそうだ。

そして今日、郵便局から電話が入った。市内の郵便ポストの中から財布が発見されたそうだ…。

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