ケント・ナガノ指揮、ベルリン・ドイツ交響楽団によるマーラーの「交響曲第8番」(2011年2月リリース)を聴きました。
別名「千人の交響曲」と呼ばれるようにとても大掛かりな作品ですが、僕も若杉弘、ジュゼッペ・シノーポリ等の指揮で6回ほどコーラスを歌ったことがあり、「復活」と並んでマーラーの作品の中では好きな曲の1つです。
このCDは、ケントがベルリン・ドイツ交響楽団の音楽監督だった頃、2004年4月29日~5月4日にベルリンのフィルハーモニー・ホールで行われたセッション録音。
普通「千人」のCDってライブ録音が多いので、これはちょっと珍しい部類かも知れないですが、流石に録音状態はとても良いですね。逆にこれだけの作品をセッションでやってしまうなんてケントらしいとも思いますけどね。
バーデン・バーデンで「ローエングリン」を一緒にやった時にも感じたんですけど、ベルリン・ドイツ交響楽団って良いオケですね。この録音でもとても良いです。2組のコーラスも児童合唱も言う事なしです!
でも、唯一のマイナス点はソロの歌手陣。一体どうしちゃったのって言う感じ。他が良いだけにちょっと残念でした。
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