アヴィニョン訪問

ボッティチェリ「聖母子」お昼ご飯を済ませるとアルルを後に、アヴィニョンへ行きました。
アヴィニョンはアルルから電車で15分。リヨンへ向かって少しだけ北へ戻る形になります。

僕は以前にも何度か行った事がありますが、妻と娘は初めての訪問です。今回の目的は、聖ベネゼ橋とプチ・パレ美術館にあるボッティチェリの「聖母子」です。

12世紀に建設され、戦争やローヌ川の氾濫で幾度となく再建された聖ベネゼ橋は、17世紀以来修復は打ち切られたそうで、現在は4つのアーチとロマネスク様式の聖ニコラ礼拝堂しか残っていません。とは言うものの、娘は幼稚園の頃に覚えた「アヴィニョンの橋の上で」の歌の場所へ実際に来れたので、とても喜んで何度も何度も歌っていました(笑)。

プチ・パレ美術館には、ボッティチェリの「聖母子」以外にも、中世からルネサンス期にかけてイタリア絵画の傑作が沢山あり、特に15世紀半ばの絵画が好きな僕にはとても嬉しい所でした。それから、後で気が付いたのですが、19~20世紀の大作を多く所蔵するアングラドン美術館には、今年生誕120年を迎えた藤田嗣治氏の作品もあったのですね(そう言えば、昨日が彼の誕生日でした)。藤田氏については後日また触れますが、ちょっぴり残念でした。

時間に限りがあったので大急ぎで回った今回の小旅行ですが、久し振りに南仏の雰囲気も味わう事が出来て、とても楽しい一時でした。

※写真をクリックすると、別窓で「アヴィニョン編」のスライドショーが始まります。

カテゴリー: 旅行 タグ: パーマリンク